(2)’ ミノキシジル内服と心不全検査

2026.03.28
ミノキシジル内服(ミノタブ)

発毛の薬として 確かな実績がある 「ミノキシジル」ですが・・・
心臓への負担は、ご本人が感じていなくても、実際に起こる場合、起こっている場合があります。

とある発毛の専門の学会でもかなりの専門の先生がご自分でミノキシジルを飲んで副作用が出てやめた・・・と発言されていました。そうすると、「自分も飲んでみたけどミノキシジルはやめた」 とか、副作用の発現はかなり多い印象でした。 院長・木藤も1錠飲んでみましたが・・・軽い動悸がしました。

「動悸」の問題は、もともとデリケートな方とそうでもない方では「動悸」の認識自体が違う場合もあります。 ですから単純に比較はできないのですが、実際にはかなりの方に起こっているようです。もともと脈が多い方は当然自覚しやすいと考えられます。

あとは「めまい」がよく聞く副作用ですが、これは、血圧が低い方がミノキシジルを飲んで、いつもよりさらに血圧が低くなったりすると感じやすくなります。 実際に起こるのはめまい・ふらつきです。

一番重要なのは心不全の問題だと思います。●

もちろん、聴診器である程度の確認はできるのですが、誰が見てもわかると判断材料としては理解しやすいです。 この場合は聴診器は普通のでは聞こえない時があります。 かなり高性能の聴診器が必要です。 いわゆる循環器用の聴診器がないと「すこし心臓の調子悪い時の音」は聞こえない場合があります。

普通の聴診器ではすこし具合が悪い心臓のギャロップ(馬が駆けるようような心音)の音は聞こえません。 さらに実際に聞いた経験がある程度ないと区別がつかないのでは? と思います。

聴診器でわからなくても、血液検査で数字が出れば、判断は誰が見ても大きなずれはありません。

自分は救急医療の現場が長いので心不全、心筋梗塞、などの実臨床(実際に患者さんを診察・治療すること)の経験は豊富です。 心臓カテーテルまで施術しないで済む方などは、救急から入院させた患者様は自分がそのまま診察、主治医になることが普通にありました。

ミノキシジルの使用前に血液検査で判断すれば、大きな問題が発生する前に中止の判断ができます。 心音の聴診はすぐできます。 すぐ診断ができ、ミノキシジルの中止や心不全の治療も早期に開始できる、という事になります。

特にある程度のご年齢になっておられる場合は必ず必要だと考えております。

当院でミノキシジルを処方する場合は必ず検査していただく事になります。●
数字で表示されますので、一般の方にもわかりやすいです。

※ただ、もし異常値が出た場合(つまり正常でない場合)にどのように対応するのか? という事になると、
実際に心不全の治療経験がある程度ないと、どうしたら良いのか? が分からないと思います。

わたくしは救急医療の現場に 長くおり、内科医としても循環器疾患の患者様を相当数見てきました。
当院はかりに心不全等が発生しても軽い程度なら対応できるようにお薬も用意しております。

もちろん心不全が発生しないように調整してお薬は処方させていただくので、今までの経験ではミノキシジルを飲みだしてからの心不全発生は経験がなく、お薬等の調整で問題なく経過されています。

★聴診器はほんとに良いものでないと、微細なギャロップは聞こえません。(心臓のプロの医師が聴診すればわかるのかもしれませんが・・・)

これは経験した事がないとわかりませんが、自分の個人的経験ではある程度「聴診器の値段」に比例していました。

追記:以前は使い物にならなかった電子聴診器が素晴らしく使いやすい聴診器に変身しています。
自分も使用し始めて、他の聴診器はもう使えないほどです。

原文は↓のリンク先にあります。

(2)ミノキシジル内服と心不全検査|調布市AGA/FAGA   

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